【Ninja浪漫】タイヤ交換 考察

GPZ900R復活後の初タイヤ交換!

9月24日の乗り出しから、約2カ月、3031mile走行での交換だ。
履いていたタイヤはダンロップの不朽の名作 K275。

K275 フロント 左側の摩耗が激しい

K275 リア 完全にスリップ出ています。これで雨天通勤は自殺行為だ。

もっともこのK275、今ではGPZ900R専用タイヤともいえ、新車装着タイヤでした。
新車装着後の最初のタイヤ交換もK275をチョイスしており、
3セット使った事になる。

今回履いたタイヤはIRCのRX-02、これもバイアスタイヤだ。

RX-02 フロント

RX-02 リア

【GPZ900Rタイヤ交換履歴】 ※()内の距離はそのタイヤの使用距離
1.1995年3月  ダンロップ K275 ???mile (15,000km位)
2.1995年11月 ダンロップ K275 ???mile 南海部品岡崎店にタイヤ持込み
3.1997年10月 ブリヂストン BT54 ???mile 南海部品岡崎店にタイヤ持込み
4.1998年12月 ダンロップ D207 22,320mile わざわざ板橋区のテクニタップまで行く・・・
5.1999年9月  ダンロップ D205 30,283mile (12,740km) SEED岡崎店
6.2000年4月  ダンロップ D205 37,240mile (11,131km) SEED岡崎店
7.2001年3月  ダンロップ D207 45,828mile (13,740km) R:D PRPPJECT、F:SEED岡崎店
8.2001年9月  ダンロップ D207 50,726mile (7,836km)  しゃぼん玉
9.2001年12月 ダンロップ D208 54,560mile (6,134km)  SEED岡崎店
10.2002年10月 ミシュラン X100 59,504mile (7,910km)  しゃぼん玉
11.2004年5月  ダンロップ D221ST ???mile アドベンチャー
12.2012年9月  ダンロップ K275 68,900mile (4,849km) アドベンチャー
13.2012年11月 IRC RX-02 71,931mile アドベンチャー

【タイヤ雑感】
ダンロップ K275
・1995年の印象
新車装着から連続で2本履いた。
まだバイク経験が浅く、他のタイヤも知らないので何とも言えないが、
可もなく、不可もないといったタイヤ。
峠をアンダーカウルを擦る程のバンク角で攻めていたが、不満はなかった。
ライフが長く、2回とも1万km以上履いた覚えがある。
※バイトしていた出光スタンドで購入し、南海部品岡崎店にホイールを持ち込み交換。

・2012年の印象
その17年後の2012年に再び履いた訳だが、
明らかにタイヤコンパウンドが変わっている。
かなり柔らかくなっており、昔はもっと固かった気がする。
その証拠に5千km持たなかった。
通勤・ファンライドレベルにおけるドライ、ウェット共グリップ不満はない。
ただフロントの切れ込みと、フロントの接地感の無さが気になった。

ブリヂストン BT54
フロントの切れ込みと、接地感の無さばかりが印象に残っている。
この時の印象が最悪なので、これ以降ブリヂストンを選択しなくなった。
※4輪においてはブリヂストン信者ではある。
 またZX-6Rの新車装着だったBT014、
 DR250用に初めて買ったエンデューロタイヤED03、ED04以外は履いた事がない。
※バイトしていた出光スタンドで購入し、南海部品岡崎店にホイールを持ち込み交換。

ダンロップ D205、D207
共にGPZ900Rには最高のタイヤであった。
D205はツーリンタイプ、D207はスポーツタイプ。
ドライグリップも申し分なかったが、ウェットグリップも素晴らしかった。
特にD207のウェットグリップには随分と助けられて覚えがある。
D205については、現在も18インチサイズがラインナップにあるようだ。

ダンロップ D208
GPZ900Rには完全にオーバークォリティーだった。
3カ月、6千kmしか持たなかった。その分、グリップは素晴らしい。
ウェットについては、評価できるほど雨天走行をしていない。

ミシュラン マカダムX100
ライフが素晴らしいと評判のタイヤ。
しかし接地感が全くなく、怖くて乗れなかった為、山をかなり残してD221STに履き換えた。

ダンロップ D221ST
D205の後継にあたるツーリングタイヤ。
この頃は、通勤車両がCRM250ARがメインだったこと、
仕事も絶頂に忙しく、また、大学(通信制)に入学したこともあり、
週末のツーリングもほとんどしていなかったので、評価できるほど乗っていない。
そして、ほとんど山を残したまま退艦し、7年半放置されることとなる。

IRC RX02
今回履いたタイヤである。
IRCタイヤは、オフロードではVE33、BR99をたくさん履いた。
オンロードでは、1994年頃にNS50FにNS50SSを履いた。
GPZ900Rに履かせたRX-02の印象だが、素晴らしいの一言。
実はスピードレンジがH(210km)なので、GPZ900Rには不適合ではあるのだが。
法規的にも、自主規制的にもその速度域で走行する事はないのでヨシとする。

直前に履いていたK275と比べると、
ドライグリップ、接地感、クセの無さ、共にRX-02の圧勝。
ウェットグリップについては滑り出しを早く感じるが、その分限界をつかみやすい。
設計年次で20年の差があるので、比較自体がナンセンスな気もする。
後はライフがどうなのかが楽しみだ!

【バイアスタイヤとラジアルタイヤ
GPZ900Rにはラジアルは向かないという。車体側が負けてしまうからだそうだ。
自分はラジアルを9本履いたが、車体が負けるとかはよくわからなかったが、
今回バイアスを立て続けに2本履いた印象だと、
ファンライド以上、サーキット未満の使い方ならばバイアスで充分と感じた。

また自分の今の状況だと、年間3万km〜5万km走ることが想定される。
高価なラジアルは履けないんです。これが大きい。
多分、ロードスマートとか履いたら、ラジアルには戻れない気もするし、戻したら転ぶと思う。
RX-02を性能・価格の面からもGPZ900Rの定番タイヤにしたい。
でも次はBT45を試してみたいがどうしようか。

※参考価格
RX-02 前後で19,000円位
K275  前後で25,000円位
D221ST 前後で35,000円位(2004年当時)