価値観、倹約、バランス感覚 その3

【続き】

これが飲み会の席なんかで、
じっくり話す時間があるならまだしも、

地下鉄で一緒に座った十数分の間に、
これら全てを説明できるわけもなく、

そもそも、
心配して聞いてるんじゃなく、
興味本位で聞いてるだけの相手に、
説明する気持ちもあまりなく、
このまま会話していると険悪な空気になると思い、

「話題を変えましょう」と丁寧に言うが、
それでもズケズケと聖域に入り込んでくる。

「○○さんが何を言いたいかよくわからんし、
 僕も小遣いの範囲でやってるし、
 あなたに何の迷惑もかけてないし、
 どんな領域で楽しんでいるかわかってない人に、
 口出しされると、むかつくんで話題を変えましょう」

と、言葉を選びながらも、極力言わないようにしている
「むかつく」という言葉をあえて強調して言うが、
それでもズケズケと・・・

見かねた他の同伴の先輩が、
「○○さんはタバコ吸うでしょ、
 それと一緒ですよ!」

と、どちら側に呆れての助け舟かはわからんが、
助けてもらいました。

一番ひっかかった言葉が、
「バイクなんかに命かけてどうするの?」
なんですね!
「かけてね〜よ」と即答はしましたが・・・

好きなバイクに命かけるほど、愚かなことはないですよね!

多くのライダーの安全意識は、
平均的な4輪オンリードライバーよりも高いと信じている。

擦り傷でさえ最小限に抑えるように、装備や行動をしているのに、
軽く「命をかける」なんて言葉が嫌だった。

自分が入社したばかりの頃、その先輩に、
「俺は学生の頃ガンマで琵琶湖に行ってた」
「今はもう卒業した」
と聞いた事があったので、余計に反応してしまったと思う。

逆にいうと、
「バイクに命をかける」と言う価値観で、
ガンマで琵琶湖攻めて「卒業」した人に、
自分のモーターサイクルライフを全否定されたのが、
許せなかったのかな?
と、今キーボード打っていて思った。

下世話で取り留めのない駄文を最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。

バイクは楽しく、安全に乗りたいですね!